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(鶴岡市総合保健福祉センター
併設)
【沿線住民の想いと高校生のアイディアが交わる場】(令和まなび塾)
11月4日(土)、県立鶴岡南高等学校・地域活性化ゼミの皆さんによる、南高「探求ゼミ」でのテーマ「電車を走らせたい」(中間発表)を住民学習講座「令和まなび塾」で住民の皆さんへ発表していただきました。
「探求ゼミ」とは南高2年生が、約1年間をかけて様々なテーマを選定。
分析→仮説形成→検証を行いますが、その中で今年度の「地域活性化ゼミ」の皆さんはテーマとして「羽越本線の利用促進」を取り上げました。
大幅な赤字を抱える羽越本線の利用促進を考え、列車で通学する、利用者の約6割を占める高校生の視点から、イベントの企画、沿線のお店の紹介をインスタグラムを使って行うなど、高校生ならではの取組みと今後の活動予定が紹介されました。
「令和まなび塾」に参加された皆さんは「SL時代の羽越本線を知る世代の方」、「沿線で小学生と保護者の方向けのイベントを企画した方」など、羽越本線と長く接してきた方や羽越本線に関心がある方など様々。
参加された皆さんからは、「日常的にクルマを使う大人も、列車に乗るということは非日常であり、新鮮な体験。」、「沿線には月山や鳥海山、庄内平野という美しい景色があり、さらには四季の移り変わりも加わることで、羽越本線は魅力ある路線だと思う。その魅力を訴求できる方法もまだまだあるかも。」、「スタンプラリーといった駅を利用、経由する催しなどもあればよいのでは?」、「沿線の美しい情景を見ること、撮ることができるMAPが作れるのでは?」、「イベントだと一過性になることがあるので、日常的に継続できる方策もあるといいかも。」など多数のアイディアや意見が出されました。
高校生の皆さんは1年間という限られた時間の中での取り組みとなるので、できること、やれることも限られてしまうかもしれませんが、沿線に長年暮らす住民の方の想いや声を聴いてもらうことで、彼らの活動の参考になればと思います。
住民の皆さんにとっても、身近な存在の羽越本線に関心を持ち、これからのことを想定して住民としてなにかできる取り組みはないのか、考えるきっかけになったかもしれませんね。
高校生の視点やアイディアを知り、活かすことで地域の見直しや盛り上がりにつながるようになれば、それはここに暮らす我々にもプラスになるのではないかと思いました。
土曜日にもかかわらず「令和まなび塾」で自分たちの取組みを発表してくださった鶴岡南高校・地域活性化ゼミの皆さん、ご担当の先生、お忙しい中ご協力ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

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